仕事がしんどい時は、だいたい人間関係がしんどい。
しんどい人間関係を、どのようにさばいていけばいいのだろうか。
一緒に考えてみましょう。
仕事がしんどい時の対処法。人間関係が不安な時の対策は④
脳で行うミスリード、スケーブゴート
人は不安を感じると、安定を求めます。
安定など、人生のどこにもないにもかかわらず、です。
手っ取り早く安定を求めるためには何をすればいいでしょうか?
・お金をたくさん持つ
・自分の命の安全を確保する
・自分が責められないようにする
ということでしょう。
お金をたくさん持つことは時間がかかることであり、短期間には難しいですし
自分の命の安全は、最低限日常では保証されている人が多いことでしょう。
問題は、自分が責められないようにする、ことです。
なぜならば、自分が責められると心が安定しないから、です。
では、手っ取り早く自分が責められないためにはどうすればいいのか。
それは、誰か生贄を捧げることです。
あいつが悪い、というレッテルを貼って、悪いことが怒ったら常にその人に矛先が向くようにすればいいのです。
そうです。
これが、いじめの原点です。
いじめをなくさないといけないのは子供たちではありません。
大人の社会でこそ、いじめは頻繁に起こっています。
そして問題が軽視されています。
つまりは
いじめをなくす
ということは
いじめ以外で心の安定を得る
または
心の安定など最初から求めない
ということです。
そのためには、どうすればいいでしょうか。
そうですね。
つまりは、自分の心のエネルギーを自分自身のコントロールによって、得るしかない。
心の安定は、外的要因で作るのではなく、自分自身、内的要因でつくりあげる。
そういうことを目指すことです。
多くの人が自分の内面、感情に気づいて、自分の感情を認めてあげれば状況はかなり変わることでしょう。
※自分の感情を認める = 好き勝手に行動する ではありません。行動は外的要因によって常に制約を受けます。
普段、私たちは自分の感情に気づいていません。
感情を表面に出すことを外的要因でいろいろと禁止されているからです。
それはそれで致し方ないことなのですが、だからといって自分の感情を無視するのはよくありません。
きちんと時間を設けて、自分自身だけは自分の感情を認めてあげることです。
まずはそこから心の整理がはじまっていきます。