嫌なことを言われては休日にモヤモヤしたり。
あいつ、やっつけてやる!
なんて妄想をするけれど行動に移す勇気がなくて自分を責めたり。
起きた出来事やこれから起こるかもしれない出来事
言われた心無い言葉に
脳内でいろいろ考えて疲れる日々。
そんな日々は、もう終わりにしませんか?
仕事がしんどい時の対処法。人間関係が不安な時の対策は⑥
脳内意味付け合戦は疲れる
脳には大きく分けて2種類の機能があります。
1つは認知の脳。
もう1つはライフスキル脳。
2種類あります。
でもトレーニングしていない人は普段1種類しか使っていません。
どちらの脳でしょうか?
そうですね。
認知の脳を使っています。
認知の脳は、現状認識や過去の出来事の分析、未来の課題に対する対処などを行います。
論理的なことを考える脳であり、社会で生きていくうえでは必要な機能です。
しかし認知の脳には弱点があります。
それは、自分自身の感情を制御できない、ということなのです。
認知の脳は論理的なことを考える脳です。
そして認知の脳を常に動かしていると、当然ですが、社会の不条理や嫌な出来事も認知します。
嫌な出来事を認知したら嫌な感情になります。
嫌な感情になったら心が重たくなり、あらぬことを考えたりもします。
人間は、自分の尊厳や都合によって正しいことを考え判断する、という間違いを犯しますので厄介なのです。
認知の脳の負の面はあまりに大きなデメリットです。
このデメリットを解消するためにはライフスキル脳を活用することです。
ライフスキル脳は、ただただ自分の感情を受け止めます。
外界に影響を受けません。あくまでターゲットは自分自身。
そして自分自身の心を制御して生きるエネルギーに変える力を持っています。
嫌な出来事というのは、出来事を受けて自分が嫌だ、と感じているわけです。
しかし厳密にいえば出来事に「嫌」という意味が付いてやってくるわけではありません。
あくまで出来事に自分の心が反応して「嫌」という意味を付けているだけです。
認知の脳は、外界から受ける刺激に反応するのに対して
ライフスキル脳は、自分の内面を見つめてエネルギーを作り出す脳です。
特に一流のアスリートさんなどは、安定して結果を出す必要がありますので、いちいち外界の刺激に反応してブレるわけにはいきません。
なにか心を安定させて一定のパフォーマンスで勝負に臨む必要があります。
なのでライフスキル脳をトレーニングしているアスリートは多いです。
ライフスキル脳を鍛えるには、これまた反復トレーニングが必要です。
最初から簡単にはできません。
・自分自身の心が発端でエネルギーが生まれることを意識すること
・自分は今この瞬間を生きていると意識すること
・一生懸命は楽しいと意識すること
これらを練習することで、嫌な出来事や嫌な言葉に過剰に反応しなくなります。
休日にモヤモヤすることも徐々に減ってきます。
ライフスキル脳を活用することは、ポジティブ思考とはちょっと、いや、だいぶ違うのですね。
あなたもライフスキル脳を磨いて、穏やかでエネルギッシュな日々を生きてみませんか?