嫌なこと言われた、嫌なことされた。
雨が降っていて嫌だ、仕事や嫌だ。
私たちは嫌だいやだまみれで生きています。
認知の脳は、論理的な思考のためには必要な機能を提供してくれるのですが
合わせて負の感情を生み出してしまうというオマケがついています。
さて、そのオマケをどう処理していけばいいのか。
仕事がしんどい時の対処法。人間関係が不安な時の対策は⑦
脳は勝手に意味づけをしている、という事実だけを認識する
外界を変えようとする
雨が降っているから雨を止ませる
嫌な人がいるからあの人を良い人に変える
難しそうですね。
天候を変えるのは特に難しそう。
自分のストレスに合わせて外界を変えてしまう方法というのは、一部の金と権力を持っている人以外は現実的な対策ではありません。
自分を変えようとする
雨が降って嫌だけど嫌と思わないようにする
嫌な人がいるけれど私が我慢すればいい
う~んストレスフルですね。
我慢する、自分を変える、というのは歌の歌詞でもたくさん出てきますが
人間はそんなに簡単に変われるものではありません。
ポジティブ思考で考える
雨が降っているのは水不足にならないようにするためだ、ああ、ありがたい
嫌な人がいるけど、よい面もあるはずだ、あの人もしんどいはずだ
君子聖人のような考え方ですね。
多くの人がこういうポジティブ思考で対策して、自分自身をごまかしています。
そして疲れてしまう。
疲れたら自分が楽になるために、誰か生贄を見つけて、悪者というレッテル張りをして自分の心を慰めるのです。
ビバ、クソみたいな大人いじめ社会。
外界の刺激と距離を置く
雨が降っているけど自分には関係ない
嫌な人がいるけれど相手にしない、反応しない
自分の心を守るため、こういう対策をする人が増えています。
特に若い人に多い。
自分の心を守るためなのである程度しかたないのですが、残念ながらパフォーマンスをあげることはできません。
仕事をしてもらいたいからと一生懸命訴えても、訴えすらも外界の刺激にすぎないので相手にされません。
育成という意味で言えば一番めんどうくさいタイプです。
ただ事実と感情を認識する
自身の感情に気づくこと
自身の感情を認識してあげること
これが大切です。
人間の心として
自分自身の感情に気づきにくい
自分自身の感情を認識しないと、感情は増大する
という特徴があります。
なので
雨が降っていて自分は嫌だと感じているなあ、ああ、嫌なんだなあ
嫌な人を嫌だと私は感じている、ああ、感じているなあ
と、まずは認識すること。
これがとっても大切です。
特になにか行動しなくてもいい。
あくまで思考のお話です。
好きな音楽を聴く、など行動で対策してもいいのですが、行動はいついかなるときも必ずできるわけではありません。
行動は常に制約を受けています。
でも思考は常に自由です。
これを活用しない手はありません。
自分の感情を認識して認めてあげると、休日にモヤモヤすることも徐々に少なくなってきます。
自分の感情を自分で認めてあげているからです。
自分自身が楽になるために、あなたも今日から自分自身の感情をプラスもマイナスも含めて全部認めてあげましょう。
慣れるまでは何度も反復して意識することが必要でしょう。
いつか楽になるその時まで、一緒に認識して生きませんか?