陸上無線技術士1級の過去問を独学で解説します。
無線工学基礎です。
ひとまず平成27年7月期~平成31年1月期までの8期が終わりましたので、今回から横展開で復習していきます。
いっちょやってみっか。
※本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。各期のA-1問題
過去問は
この本で過去問10年分の問題掲載および解説があります。
これが理解できればおそらく合格できますが、普通の人は微分や積分に圧倒されてくじけます。
あとはそうですね。
「陸上無線技術士 過去問 ダウンロード」
とかでぐぐって問題と解答はダウンロードしてみてください。
根気良く調べるとどこかしらのサイトにあります。
本記事では解説をします。
平成27年7月期のA-1
解答は 4
磁界の方向と電子の運動についての問題ですね。
円運動の半径 r は mv / qB で分子が 質量×電子の速度 なんですねえ。
円運動の角速度 ω は qB / m で質量に反比例するのですねえ。
値が変わるような問題でもないので●覚えです。
平成28年1月期のA-1
解答は 2
だいたい A は 95%の確率で多数決の法則で行けるので 2,3 に絞られます。
ここで注目すべきは
B を積分したものが C になる
ってことです。
じゃあ積分して分母の数字が同じになることってあり得るの?
と考えると、可能性は低いと想定できます。
よって、2が正解、と判断できます。
平成28年7月期のA-1
解答は 1
分母が 2r のものが2つあるので多数決の法則で 1,4 のどちらかと想定。
2πI と 2r の場合は √2か。
別の年の問題で√5が正解になるパターンもあったような気がする。
その時は 8πI と 4r だったかなあ。はっきりと覚えてない。
平成29年1月期のA-1
解答は 2
きれいに選択肢多数決の法則のとおり。
A,B,Cの解答それぞれは 他選択肢 3つ で列挙されてますね。
図と問題の様式、ガウスの定理、などキーワードを覚えたら
・B,C は 3乗 しかでてこないぜ!
・真空の誘電率 ε0 は分母だぜ!
と覚えます。
平成29年7月期のA-1
解答は 3
こういう問題が厄介だな。
多数決の法則がまるで使えない。
あ~あえていえばあれか、選択肢 5 のみ浮いてますね。
分子に 4 がきている。
これは
計算間違いによって分子に4が来ることを期待して用意した選択肢
であると想定するならば、正解は分母に 4がきている可能性が高い。
となると 3,4 のうちいずれか。
電位差としては 距離 r の2乗ではなくて 距離 r に反比例する と覚えれば 正解は 3 にたどり着く。
平成30年1月期のA-1
解答は 2
選択肢 A,B は多数決の法則でいけて C のみ違うってパターン。
でポイントは角度θ=π/4ってとこ。つまり45度で発出されていると。
その場合は
xm = ym / 2
になると覚えておけば B から C が求まります。
ちなみに今回の解答の 2 ってのは 1:1:√2 の斜辺の√2をとって
√2×√2 = 2
からきてるので 角度が π/3 だと 1:2:√3 の斜辺は 2 なので
2√2
という値が答えとして現れることでしょう。
π/4の√2はいいとして、他の√2ってなに
って話ですが、なんか難しい計算式で求めるみたいです。
平成30年7月期のA-1
解答は 3
A はいつもとおり選択肢多数決の法則。
B はですね、この手の問題では 距離 r は必ず分母にあるんです。
r に反比例するんですよ、電圧だの角速度だのってのは。
これで答えがでますが、選択肢 C も多数決の法則で行けますね。
平成31年1月期のA-1
解答は 4
はい、見たことある問題ですね。
平成29年1月期のA-1と同じですが選択肢の順番が変ってるだけです。
ガウスの定理で円の図が2つありましたら
選択肢 A は 多数決の法則
B,C は どっちも3乗 と覚えれば解けます。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。各期のA-1問題。~終わりに~
はい、今回から各期を横展開で復習を兼ねて解説してます。
おもしろいですね、同じ問題が出てましたね。
縦に横に反復学習することで記憶に定着させていきましょう。
本記事が少しでもご参考になれば倖いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に再度記載しますが、本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。