陸上無線技術士1級の過去問を独学で解説します。
無線工学基礎です。
ひとまず平成27年7月期~平成31年1月期までの8期が終わりましたので、今回から横展開で復習していきます。
今日はA-5を攻めていきますよ~。
※本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。各期のA-5問題
過去問は
この本で過去問10年分の問題掲載および解説があります。
これが理解できればおそらく合格できますが、普通の人は微分や積分に圧倒されてくじけます。
あとはそうですね。
「陸上無線技術士 過去問 ダウンロード」
とかでぐぐって問題と解答はダウンロードしてみてください。
根気良く調べるとどこかしらのサイトにあります。
本記事では解説をします。
平成27年7月期のA-5
解答は 5
これは b が右下にある場合、田んぼの田の合成抵抗は 3R/2 になるのですが
b が 左下にありますね。
これも計算すれば算出できるのですが
田んぼの田で 左上、左下部分の合成抵抗は
5R/4
と覚えたほうが早いです。
これ、Rの一部を2Rとかにされると辛いなあ。
選択肢多数決の法則では
4
を選んでしまいそうですしねえ。
ぐぬぬ。
平成28年1月期のA-5
解答は 4
a,bはなんとなく同じ値になりそうな気がしますね。
Δ-Y変換だと、R/3=30/3=10Ωになる模様。
Rxは
Rx * (10 + 20) = 18 * (10 + 15) ・・・(1)
Rx = 15
左辺に 20 があって足し算掛け算
右辺に 10,15があって足し算、18と掛け算
値が変って出題されそうな問題なので 式 (1)は覚えておかにゃいけん。
平成28年7月期のA-5
解答は 2
これはですね、2次方程式の解みたいな式を使うんですね。
Rab = (R1 + √( R1の2乗 + 4 * R1 * R2)) / 2 ・・・(2)
Rab = (100 + √(10000 + 4 * 100 * 39)) / 2
Rab = 130
となります。
式(2)は覚えておかにゃいけん。
平成29年1月期のA-5
解答は 5
これはまず電流の流れを追いかけます。
Voの抵抗に流れる電流は?
抵抗はすべてRなので電流は2分岐個所では半分になります。
40 がまず半分になって 20
次に 20が半分になって 10
田んぼの田の真ん中部分では
入力が2か所、出力が2か所
なのでつまりは電流は同じ
ってことで
Voに流れる電流は
10mA
になります。
よって
Vo = R * I = 2 × 10の3乗 * 10 × 10のマイナス3乗
=20V
になります。
平成29年7月期のA-5
解答は 4
あ~これはちらっと前半で説明しましたね。
田んぼの田の抵抗で左上と右下に端子がある場合、合成抵抗は
3R / 2
になります。
さらに抵抗 R があるってことは
R + 3R/2 = 5R / 2
5 * 30 / 2 = 75
です。
合成抵抗をまじめに求める場合は、田んぼの田を斜めきりして分割して変換して・・・
と長い道のりとなります。
平成30年1月期のA-5
解答は 3
ん~これは●覚えかなあ。
計算式や考え方もあるんですけどねえ・・・
7R / 8
が答えか。
あえていえば 5 は違うかな。ひとつだけ浮いてる。
他は分子が2ずつ増加してるのに。
で、1の 3R / 8
ってのもなんとなく抵抗が低くなりすぎてないかなあと。
なので
2,3,4
あたりで悩みますね。
田んぼの田の合成抵抗が 3R /2
なので感覚的にはこの構成だと R に近い値なのかなあと推測します。
であるなら
3,4
かなあ、と推測します。
これは解法をちゃんと覚えにゃいかんか?
変形して問題出してきそうだしなぁ・・・どうしようかなあ・・・
うむ~。
平成30年7月期のA-5
解答は 5
あれ、さっきみたな。
でも値が違うなあ。
a,bはあれだ、1/3になるので
45 / 3 = 15
Rx * (30 + 15) = 30 * (15 + 15)
Rx = 900 / 45 = 20
ですね。
さすがにさっきやったばかりなので式も覚えてました。
a,bが求まっただけでも
4,5
の2択になりますけどね。
平成31年1月期のA-5
解答は 3
あれ、さっきもみたな。
でもR2の値が 39じゃなくて24だ。
えっと、二次方程式か。
Rab = (R1 + √(R1 * R1 + 4 * R1 * R2)) / 2
= (100 +√(10000 + 4 * 100 * 24) / 2
= 120
と求まります。
もっともさっきの問題を覚えていれば
130より小さいことはわかるでしょう。
なので
1,2,3
のうちいずれかでしょう、と推測できます。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。各期のA-5問題。~終わりに~
類似問題が出てましたね。
同じような問題で値が変わっただけの問題が2つ出てたので僕は満足です(何
横展開に問題を解いていくのも楽しいですね~。
合わせて各期の過去問題も演習サイトで取り組んでいきます。
本記事が少しでもご参考になれば倖いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に再度記載しますが、本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。