陸上無線技術士1級の過去問を独学で解説します。
無線工学基礎です。
ひとまず平成27年7月期~平成31年1月期までの8期が終わりましたので、今回から横展開で復習していきます。
今日はA-7を攻めていきますよ~。
※本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。各期のA-7問題
過去問は
この本で過去問10年分の問題掲載および解説があります。
これが理解できればおそらく合格できますが、普通の人は微分や積分に圧倒されてくじけます。
あとはそうですね。
「陸上無線技術士 過去問 ダウンロード」
とかでぐぐって問題と解答はダウンロードしてみてください。
根気良く調べるとどこかしらのサイトにあります。
本記事では解説をします。
平成27年7月期のA-7
解答は 3
えっとですね。
どうも選択肢が
A,B,C,D
と 4つあるものに関しては
選択肢多数決の法則がバッチリ当てはまる確率が高いみたいです。
今回の問題もきれいにあてはまってますね。
平成28年1月期のA-7
解答は 1
選択肢多数決の法則で
1,2
まで絞ります。
じゃあどっちなの?って話ですが
問題文の値を見てみると
100 kHz 10Ω 1mH
なので 7 が出る要素が無いような気がするんですね。
気がするだけじゃあれなのでちょっと解説をみていきましょうか。
誘導リアクタンス XL は 共振周波数 f を使って
XL = ωL = 2πfL = 2π×100×10の3乗×1×10のマイナス3乗 = 200πΩ
尖鋭度 Q = XL / R = 200π/10 = 20π
半値幅 B = f / Q = 100 / 20π = 5/π
やっぱり 7 は出てこないですね。
平成28年7月期のA-7
解答は 3
式を覚えます。
2A で 力率 0.6 なら 実成分は 1.2A 虚数成分は 1.6A
ベクトルで考えて 2 * 2 = √(1.2*1.2 + 1.6+1.6)
そうすると以下になるらしい。
(1.6 - Ic) / 1.2 = 3/4
3/4はなんですか?って話ですが
力率 0.8 を分解したんです。
3:4:5の三角形でtanをとると 3/4 になるんですね。
実数成分と虚数成分の割合なのでしょう、tanとは。
よって Ic = 0.7
C = 0.7 / 7 × 10の4乗 = 10×10のマイナス6乗で 10 マイクロファラッドです。
角周波数に 7 × 10の3乗 なんて値が出てきている時点できっちりした値になると推測できる、のか?
平成29年1月期のA-7
解答は 2
この問題はですね、超珍しい問題です。
なにせ選択肢 A が 多数決の法則からはずれています。
どうしようかなこれ、どうやって覚えよう。
あ~ よくよく問題をみると
回路の一次側って言ってるので
L1
は出てきてますね、あとは M か。
だから jωMかな。
回路のニ次側は
L2
と M が出てくるのか?
Mはもう出てきているのでじゃあ L2 の選択肢が正解か。
と考えると 2 を選べますね。
こうやって覚えるかあ。
というか前もこうやって解説したような気がする。
う~ん覚えていないものだ。
平成29年7月期のA-7
解答は 2
何回か見たことある問題なのですがさっぱり覚えてない。
ちょっと自分の記憶力の悪さ?集中力の無さ?頭の悪さ?
なんて表現していいのかわかりませんが、絶望してます。
でも資格合格にそれらは関係ないので気を取り直して解説します。
Aはですね
20V 100/π このあたりの値から推測すると 70 にはならんかなあと。
40 なら ちょっと迷うけど。
20もなあ、微妙にありえるのですが選択肢多数決の法則で外れる。
Bはもう、選択肢多数決の法則です。
これで 5 が正解だったら僕は暴れる。
これで 2,3に絞られる。
で、電力の求め方ですが
電流 * 電流 * 抵抗
ですよ。
で 抵抗が 10Ωなので
電流 * 電流 * 10
これが 20なの40なのって話です。
20とすると √2ですねえ。
40なら 2 か。
グラフより f1 は Io/√2
とあります。
そうかあ、20かなあって思うんです。
平成30年1月期のA-7
解答は 2
A は 選択肢多数決の法則
B は π/6 で 30度ですね。三角形で考えると出てくる要素は 1:2:√3
だから選択肢全てに√3があるんだろうなあ。
1,2
に絞られるのですが
125ってえと 4 という数字が出てくるだろうと。
でも 4 っていう数字は出てこないかなあと。
√2ならでてくるので2かなと。
となると 500 / 2 みたいになって 250 なのかなと。
感覚的に感じるちょっとおかしい頭をしている僕はこれで納得できるのですが、理論派の皆様にはさっぱり理解ができないと思いますので式を
P = 100/√2 * 10/√2 * cosπ/6 = 500 * √3/2 = 250√3 になるんだってさ。
√2がどこからきたのかなあ?
実数と虚数成分のベクトルかなあ。
平成30年7月期のA-7
解答は 3
これ、悩みました。
正解できませんでした。
A は 多数決の法則
3,4,5のうちいずれか
で、どれかひとつは外してくるんだろうなあと。
5だとですね、まるっきり多数決の法則なんですね。
じゃあ
3,4
のうちどっちかか。
√がつくかつかないかって話ですが
同相になるときはつかないんですねえ。
1 / CR
これがわからんかった。
覚えとこ。
平成31年1月期のA-7
解答は 3
あ、みたことあるっと思ったら
選択肢と穴あき箇所が変ってる!
さっきの解説だと
A は 選択肢多数決の法則でいけるようになってますね、そして L1 は出てるので M
B は L2が出てくるんやで
C は Rが2乗じゃないんで L も2乗じゃないかな、って思うよ。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。各期のA-7問題。~終わりに~
しんどかった、1時間以上かかった。
まじめにまじめに?考えるとしんどいですね。
これでも要点だけ抑えて解説したつもりなのですが、時間がかかった。
これが血となり肉となるのよ。
本記事が少しでもご参考になれば倖いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に再度記載しますが、本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。