陸上無線技術士1級の過去問を独学で解説します。
無線工学基礎です。
ひとまず平成27年7月期~平成31年1月期までの8期が終わりましたので、今度は復習を兼ねて横展開で解説してます。。
今日はA-12を攻めていきますよ~。
※本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。各期のA-12問題
過去問は
この本で過去問10年分の問題掲載および解説があります。
これが理解できればおそらく合格できますが、普通の人は微分や積分に圧倒されてくじけます。
あとはそうですね。
「陸上無線技術士 過去問 ダウンロード」
とかでぐぐって問題と解答はダウンロードしてみてください。
根気良く調べるとどこかしらのサイトにあります。
本記事では解説をします。
平成27年7月期のA-12
解答は 3
Aは選択肢多数決の法則
磁界に作用が起こる場合は、直角とかなんとか。
逆に 0V など作用が起こらない場合は磁界中の動作の場合在り。
Bは、広帯域と言えば ラ旋遅延回路 狭帯域と言えば 空洞共振器
Cは静電容量か~って感じ。
平成28年1月期のA-12
解答は
Rb = Vbc / Ib
電流増幅率は 150 なので
150 * Ib = Ic
Ic = 1.5 * 10のマイナス3乗
Rb = (V - Rc * Ic - Vbe) / (Ic / hfe) …(1)
Rb = (16 - 4 * 10の3乗 - 1.5 * 10のマイナス3乗 - 0.6) / (1.5 * 10のマイナス3乗 / 150)
= 9.4 * 10の6乗 = 940kΩ
式(1) がポイント。
電圧は V から引いていくんですね。
電流は Ic かける 増幅率か
平成28年7月期のA-12
解答は 2
選択肢多数決の法則っすね。
A は 1,2,3のいずれか
B は 1,2のいずれか
C は電気抵抗で 2
サーミスタは温度の変化に対して電気抵抗が変化するんですねえ。
エアコンで使ってるらしい。
バラクダダイオードは電圧の変化に対して静電容量が変化するんですね。
バリスタは電圧に対して電気抵抗が変化する。回路を保護する役割があるとのこと。
平成29年1月期のA-12
解答は 5
さっきもみたな。
順番が変ってますが解説としては同じです。
平成29年7月期のA-12
解答は 3
進行波管じゃなくて二極管だと思います。
頻出問題。
平成30年1月期のA-12
解答は 3
P,Nが逆です。
類似問題がいくつかあるのでややこしいですが、覚えてきましょう。
平成30年7月期のA-12
解答は 2
さっきもみたような。
Rb = (V - Rc * Ic - Vbe) / (Ic / hfe)
= (10 - 4 * 10の3乗 * 1 * 10のマイナス3乗 - 0.6) / (1 * 10のマイナス3乗 / 200)
= 5.4 * 200 * 10の3乗
= 1,080 kΩ
を、計算でけたw
式(1) が大事ですね。
平成31年1月期のA-12
解答は 1
おお、また類似問題が。
Ic = Ib * 200
2 = Ib * 200
Ib = 0.01
Rb = (V - Ic * Rc - Vbe) / Ic * hfe
= (10 - 2 * 10のマイナス3乗 * 2 * 10の3乗 - 0.6) / (2 * 10のマイナス3乗 / 200)
= 5.4 * 100 * 10の3乗
= 540 kΩ
う~ん計算で算出できると気持ちがいいですね。
選択肢多数決の法則で 1,2 までは絞れますよ~。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。各期のA-12問題。~終わりに~
今回は類似問題のオンパレードでした。
トランジスタの自己バイアス回路についての問題ですね。
頻出問題のようなのでしっかりと押さえておきましょう。
本記事が少しでもご参考になれば倖いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に再度記載しますが、本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。