陸上無線技術士1級の過去問を独学で解説します。
無線工学基礎です。
ひとまず平成27年7月期~平成31年1月期までの8期が終わりましたので、横展開で復習してますよ~。
今日はA-15を攻めていきますよ~。
※本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。各期のA-15問題
過去問は
この本で過去問10年分の問題掲載および解説があります。
これが理解できればおそらく合格できますが、普通の人は微分や積分に圧倒されてくじけます。
あとはそうですね。
「陸上無線技術士 過去問 ダウンロード」
とかでぐぐって問題と解答はダウンロードしてみてください。
根気良く調べるとどこかしらのサイトにあります。
本記事では解説をします。
平成27年7月期のA-15
解答は 2
選択肢多数決の法則。
2,3までは絞れます。
これ、覚えるのつらいなあ。
Vo は
入力があみあみなので出力もあみあみ
と覚えておこう。
平成28年1月期のA-15
解答は
昨日やったな。
式④から
C の hie を無視して B と同じになる選択肢は
1,4
む、ひとつに絞れませんでした。
選択肢多数決の法則で行けば
4
ですね。
Aが多数決通りの確率は95%です。
平成30年1月期のA-14に似てる問題かあ。
Aの係数で
2
というのは出てきてませんね。
どこから出てきたのか・・・悩んでしまいます。
平成28年7月期のA-15
解答は 5
選択肢多数決の法則で
5
と絞れるのですが
2
がかなり気になってしまいました。
CとR構成のところで√が出てくるのかなあと。
ん~解説を見てみたのですが
発振状態なので虚数部が 0 になる
ってとこがポイントなんですかね。
平成29年1月期のA-15
解答は 4
これもどっかで見た問題。
√は6にしかかからないのよ~
2πがあるんですね。
あとは多数決の法則頼み。
平成29年7月期のA-15
解答は
これまた厄介な問題。
解答を見ると
3,4,5
が等間隔で束になってるので正解はこのあたりかなあと。
① dBについて覚えよう
計算式あるんすけどね。
暗記しちゃいましょう。
6 db ⇔ 2 倍
20 db ⇔ 10 倍
34 db ⇔ 50 倍
60 dB ⇔ 1000 倍
34dbはですね
20db + 20db - 6db = 10 * 10 / 2 = 50倍
になるんす。
つまり db計算では
足し算が倍数では掛け算
引き算が倍数では割り算
になるようです。
② 計算しよう
解法は2つあるみたいですが簡単な方を覚えます。
fh = 60dbの時の倍数 * 60dbの時の周波数 / 帰負還をかけた時のdbの倍数
で求まるらしい。
となると
fh = 1,000 * 1,500 / 50 = 30
となるそうな。
平成30年1月期のA-15
解答は 5
おお、論理回路きた。
全部確認するのがめんどくさい。
類似回路を探すと
1,3,5
か。この辺から確認していこう。
5は合ってるなあ。
1・・・も合ってるな。
あれ、3も合ってるな。
あれ、2,4も確認したが合ってるような気がする
うむむ。やっぱり暗算では厳しいか。
これ、排他的論理和の否定
XNOR(排他的論理和の否定)
という構成らしいですね。
う~んどうしたものか。
(否定 A and 否定 B) or ( A and B)
ん~ひとつずつやったほうが早いか?
左上の部品を①
左下の部品を②
出力結果 X
としてそれぞれの出力をまとめると
1
00 → ① 0 ② 1 X 1
01 → ① 0 ② 0 X 0
10 → ① 0 ② 0 X 0
11 → ① 1 ② 0 X 1
2
00 → ① 1 ② 0 X 1
01 → ① 1 ② 1 X 0
10 → ① 1 ② 1 X 0
11 → ① 0 ② 1 X 1
3
00 → ① 1 ② 0 X 1
01 → ① 1 ② 1 X 0
10 → ① 1 ② 1 X 0
11 → ① 0 ② 1 X 1
4
00 → ① 0 ② 1 X 1
01 → ① 0 ② 0 X 0
10 → ① 0 ② 0 X 0
11 → ① 1 ② 0 X 1
5
00 → ① 1 ② 1 X 1
01 → ① 1 ② 0 X 0
10 → ① 1 ② 0 X 0
11 → ① 0 ② 0 X 0
ん~5ですね。
5だけ X の並びが違います。
1 から順番に確認すると 5まで確認しなきゃでした。
は、もしやそれが出題者の狙い・・・?
5は合ってるなあ
とぱっと見で判断した僕はいったい何を確認したんですか?
平成30年7月期のA-15
解答は
ああ、また論理回路きたこれ。
これもあたりをつけるかあ。
なんとなく 5 のような気がする
5
A・Bを①
2項目を②
3項目を③
00 → ① 0 ② 0 ③ 1 → 論理和 1
01 → ① 0 ② 1 ③ 0 → 論理和 1
10 → ① 0 ② 0 ③ 0 → 論理和 0
11 → ① 1 ② 0 ③ 0 → 論理和 1
論理回路は
00 → 0
01 → 1
10 → 0
11 → 0
お~ヒットか、5が違うだろこれ!
まあ、5である根拠は
1から計算させて一番後ろだから
4がいかにも大変そうでかつ否定部品が入っていて、5にも入っているから類似性あり
なのですが。
つまりこの手の問題では 1 からではなく 5から確認すると回答に早くたどり着けるのかもしれないですね。
2 か 5 が正解の確率が高いような気がする。
平成31年1月期のA-15
解答は 2
観たことある問題。
RFが A分子 B分母 Cは引き算
と覚えてます。
選択肢多数決の法則が A で適用されない珍しい問題です。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。各期のA-15問題。~終わりに~
はあ、論理回路をまじめに解くと大変。
なんせパターンが多いですからね。
こんなんで多いとか言ってると笑われるでしょうか。
でもコツがわかったのでよしとしましょう。
本記事が少しでもご参考になれば倖いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に再度記載しますが、本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。