陸上無線技術士1級の過去問を独学で解説します。
無線工学基礎です。
ひとまず平成27年7月期~平成31年1月期までの8期が終わりましたので、今回から横展開で復習していきます。
今日はA-18を攻めていきますよ~。
※本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。各期のA-18問題
過去問は
この本で過去問10年分の問題掲載および解説があります。
これが理解できればおそらく合格できますが、普通の人は微分や積分に圧倒されてくじけます。
あとはそうですね。
「陸上無線技術士 過去問 ダウンロード」
とかでぐぐって問題と解答はダウンロードしてみてください。
根気良く調べるとどこかしらのサイトにあります。
本記事では解説をします。
平成27年7月期のA-18
解答は 5
おお、他ではみない問題がきましたね。
何度か解いているはずなのですが
まったく覚えていない
です。
でも実は選択肢多数決の法則通りです。
A,Bは 3つある選択肢を選ぶ
すると
4,5
のうちどちらかになります。
で、選択肢 3 が分数ですよね。
なので 類似性の法則を考慮すると 4,5のうち、分数であるほうの正解率が高いです。
よって 5
平成28年1月期のA-18
解答は 4
う~ん解説の式を読んでもよくわからないし
しかもこれ、値が変わる可能性の高い問題
ですね。
どうしたものか。
ん~
ん~
やっぱり解法を全部覚えるしかないか!
(1) Rxの測定値 Rxm
Rxm = (12/36) * 10の3乗
(2) 真値Rx
Rx = (12 / (36 - 12 /2)) * 10の3乗
(3) 誤差ε
ε = (12/30 - 12/36) * 10の3乗
= (1/15) * 10の3乗
(4) 百分率誤差ε0
ε0 = ((1/15) * 10の3乗) * 100 / ((12/30) * 10の3乗) = 1/6 * 100 ≒ 16.7
これ全部覚えるのか。
真値ってのがよくわからんなあ。
まあ覚えるしかないか。
平成28年7月期のA-18
解答は 3
分母が 2V1V2
が
2,3,5
足し算ではないかな、こういうのは。
となると
3,5
で
5
と選んでしまったのですが正解は
3
あ~そうか、よくみると分子で V それぞれの2乗になっているのは
1,2,3
ですね。
一応類似性の法則で行くと
3
になりますわ、これ。
平成29年1月期のA-18
解答は
ごわ、まだでた。
(1) 測定値の抵抗 Rxm
Rxm = (10 / 32) * 10の3乗
(2) 真値 Rx
Rx = (10 / (32 - (10/5))) * 10の3乗
= (10 / 30) * 10の3乗
(3) 誤差ε
ε = ((10 / 30) - (10 / 32)) * 10の3乗
= ( 1 / 3 - 5 /16 ) * 10の3乗
= ( 16 / 48 - 15 / 48 ) * 10の3乗
= ( 1 / 48 ) * 10の3乗
(4) 百分率誤差ε0
ε0 = (( 1 / 48 ) * 100 / (10 / 30)) * 10の3乗
= (1 / 16 ) * 100 ≒ 6.3
ふう、求まりました。
測定値、真値、誤差、百分率誤差のそれぞれの式は
① 測定値 = 電圧 / 電流
② 真値 = ( 電圧 / ( 電流 - ( 電圧 / 内部抵抗 ) ) )
③ 誤差 = 真値 - 測定値
④ 百分率誤差 = (誤差 / 真値) * 100
か。
平成29年7月期のA-18
解答は 2
平均値、実効値
は多数決の法則とおり
波形率は
2√2
のほうですね。
ダイオードが4つあるので、√2という単純な値には収まらなかったってことか。
平成30年1月期のA-18
解答は 2
値が変わる問題でもないので●覚え。
3 と間違いやすいですが
()がついていないほうが正解
と覚えます。
平成30年7月期のA-18
解答は 1
みたことあるな。
I1 = 100 / (200 * 10の3乗)
= 0.5 mA
I2 = 30 / (30 * 10の3乗)
= 1 mA
0.5 mA が最大の電流ですね。
なので
200 * 10の3乗 * 0.5 * 10のマイナス3乗 + 30 * 10の3乗 * 0.5 * 10のマイナス3乗
= 100 + 15
= 115
各計測器での電流の限界値を求めて、その時の電流が抵抗に流れたときの電圧を合計するのですね。
平成31年1月期のA-18
解答は 1
またきたよこれ。
(1) 測定値Rxm
Rxm = (10 / 31) * 10の3乗
(2) 真値Rx
Rx = (10 / (31 - (10/10)) * 10の3乗 = (10 /30) * 10の3乗
(3) 誤差ε
ε = ((10 / 30) - (10 / 31)) * 10の3乗
= ((1/3) - (10/31)) * 10の3乗
= (31 / 93) - (30 / 93)) * 10の3乗
= (1 / 93) * 10の3乗
(4) 百分率誤差ε0
ε0 = (1 /93) * 100 / (10 / 30 )
= (30 / 930 ) * 100
= (1 / 31) * 100
≒3.2
分数の通分がしんどいのは僕だけですか?
小学校の宿題、もう少しまじめにやっとくべきでした。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。各期のA-18問題。~終わりに~
さて、今回は計算問題が多かったですね。
百分率の誤差を求める問題、厄介です。
しかしこれだけ出てるってことは頻出問題だと思いますので、しっかりと押さえておきたいものですね。
本記事が少しでもご参考になれば倖いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に再度記載しますが、本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。