さて、8期の無線基礎の学習も大詰めを迎えました。
はたして本番で役に立つ学習ができたのか?
成果を確かめるために、8期のなかで学習していない
令和2年1月期の無線基礎を模試の代わりに挑戦します。
※本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。令和2年1月期に挑む。
過去問は
この本で過去問10年分の問題掲載および解説があります。
これが理解できればおそらく合格できますが、普通の人は微分や積分に圧倒されてくじけます。
あとはそうですね。
「陸上無線技術士 過去問 ダウンロード」
とかでぐぐって問題と解答はダウンロードしてみてください。
根気良く調べるとどこかしらのサイトにあります。
本記事では解説をします。
模試開始
何もみずに独力で解きます。
得点判定は
青色 101 - 125 点
黄色 75 - 100 点
赤色 0 - 74 点
とします。
また、過去問題で類似問題含めて見たことがあるかないかを
【既知】
【未知】
で記載します。
A-1
【未知】
多数決の法則に完全に従うならば
5
Bが外れているとするならば
4
Cが外れているとするならば
3
判断が付きません。
後に回します。
勘で。
回答:5
×3
A-2
【既知】
多数決の法則によると
2,4
のいずれか。
その中でも
選択肢 3 が他と一線を画しており
共通点は
4
よって
回答:4
〇
A-3
【既知】
類似性の法則で
3,5
πがあるかどうかは
多数決でいけば
ある
3
を選びたいところですがはたして。
う~ん問題文にπが出ているのでいかにもπがある選択肢を選びたいところですが
あまりにそのままなので
回答:5
〇
A-4
【既知】
誘電体の誘導率εはつまり
図の網掛けグレーの部分に関係する値です。
網掛け部分の厚みが
d
なので、分子に d があるのが自然な気がします。
類似性からいっても
1,2
が怪しい。
5だけ異質なので5と共通点があるのは
2
回答:2
〇
A-5
【既知】
これは●覚えなのですが
A,B
は図1の上部分の抵抗 60Ωの1/3の値になります。
すなわち A,B= 20Ω
Cは18か20か。
A,B,Cとも同じ値というのも不自然。
回答:4
〇
A-6
【既知】
3 共振した時には L も C も電圧を 0 にしてしまうのでしょうか?
C は 電荷がたまり切ってそうなるのはわかるのですが
L は そうではないような気がします。
回答:3
×2
A-7
【既知】
多数決の法則で選びきれません。
Aの確率を信じるならば
3,4,5
しかし D だけ外れているとするならば
5
回答:5
×3
A-8
【既知】
のこぎり波:Pa:正弦波の波高率 √3
方形波 :Pb:正弦波の波高率 1
正弦波 :Pc:正弦波の波高率 √2
正弦波の波高率が大きいほど電力は小さくなります。
回答:1
〇
A-9
【既知】
類似性と多数決の法則から
回答:5
〇
A-10
【既知】
多数決から B だけ外れて
回答:1
〇
A-11
【既知】
勘です。
回答:3
〇
A-12
【既知】
A 作用と言えば直交、直角
B 空洞共振器を使うと狭帯域になります
回答:4
〇
A-13
【既知】
選択肢多数決の法則では 3 ですが。
(1) ab間の入力インピーダンス
3kΩ * 100 = 300kΩ
(2) cd間の出力インピーダンス
2kΩ / 100 = 20Ω
(3) この説明ができません
3,4のいずれかですが多数決に従いますか。
回答:3
×2
A-14
【未知】
多数決法則たより
回答:1
〇
A-15
【既知】
多数決通りですね
回答:2
この問題、過去の類似問題では多数決から外れていることもあったと記憶しています。
〇
A-16
【既知】
まずは C を消しましょう。
Cをみると 1,2,3 と 4,5 は共通で 2パターンしかありません。
① Cの1,2,3
みたまんま論理積なので合ってます。
② Cの4,5
否定がたくさんあってややこしいですが、これ、論理積と同じ回路です。
ひとつずつ入力と出力を追いかけるとわかります。
合ってます。
以上より、Cが消えました。考えなくてもいい。
以下、A,Bについて考えます。
1 これは排他的論理和か
たぶん合ってます。
あ、5と同じですね。間違いはひとつなので 5も合ってます。
2 合ってます。
3 合ってます。
じゃあ 4が間違いか。
ちょっとややこしいので
4
① 回路左上の部品の出力
② 回路左下の部品の出力
AB → ① → ② → S
00 → 1 → 1 → 1
01 → 0 → 1 → 1
10 → 0 → 1 → 1
11 → 0 → 0 → 0
はい、論理表の S と出力が違いますね。
回答:4
〇
A-17
【既知】
(252 - 57 * 4) / 3
= (252 - 228) / 3
= 24 / 3
= 8
回答:5
〇
A-18
【既知】
類似問題をみたことがあります。
多数決の法則で
回答:1
×
A-19
【既知】
多数決の法則で
回答:4
×1
A-20
【既知】
選択肢多数決の法則から
C
のみはずしたパターン。
Cは全部引き算になる
とどこかで覚えてました。
回答:5
〇
B-01
【既知】
ア 2 〇
1 or 2 ですね。
イ 3 〇
3 or 4 ですね。
2乗は出てこないか。
ウ 5 〇
Aってアンペアか?
となると電流か。
5 or 6
2乗は出てこないと思うので
エ 8 〇
②③④を用いると?
② L = Nφ/I
③ φ = BS
④ H = NI / l
Nを消そうか。
④ を N にすると
N = Hl / I
② に Nとφを代入すると
L = (Hl / I) * BS / I
= HlBS / Iの2乗
一番値が近いのは
8 か?
オ 7 × 9
単位を書いてくれてますね。
Tテスラーはウブなおめめの割り算で Wb/mの2乗
で、解答は分母が mの3乗?
ということは B が分子で l が分母だと単位が合うか?
B-02
【既知】
ア 1 〇
テブナンの定理です。●覚え。
イ 4 〇
9と間違いやすいですが 分母足し算の 4 が正解。
ウ 6 〇
直列電圧。足し算です。
エ 7 〇
並列の抵抗になります。
オ 10 〇
●覚え。
B-03
【未知】
ア 2 〇
どうしようかなこれ。
Iが電流でCDGが静電容量=抵抗みたいなもの
と考えると
電圧の値になるのかな?
そしてアを整理したものがイということは
アは2項あってしかもViでくくれる。
てことは 2か。
イ 4 〇
アとつじつまが合うように選びました。
ウ 3 〇
イに代入しました。
エ 5 〇
CiはCDGを含んでいるのであれば、G-S間とにらんだ。
オ 9 × 7
シュミットかミラーか。
勘ですがシュミット効果かなあ。
B-04
【既知】
きたなこれ。順番を変えてきた。
ア 2 分母に2があるよ 〇
イ 1 〇
ウ 1 〇
エ 1 × 2
オ 2 増幅度は 1以上 だよ 〇
B-05
【既知】
値が変ってるが類似問題みたことある。
ア 6 〇
R1に流れるのは 2.5mA
0.5と2.5 で 1:5
90 / 5 = 18
イ 2 〇
0.5と3.0 で 1:6
90 / 6 = 15
ウ 8 〇
R1にかかる電圧V1は?
V1 = R1 * 2.5mA = 18 * 0.0025 A = すごく小さい。
R2にかかる電圧 V2
R2 = V2 / I2 = 3 / 0.003 = 3 / 3 / 1000 = 1000 = 1kΩ
あれ?回答欄にないですね。
エを先に求めると 9kΩでした。
30Vで9kΩなら
3Vでは1kΩ
で、ちょっとそれより小さいはずなので
985Ωか。
エ 4 〇
R3 = (30 - 3)V / 3mA
= 27 / 0.003
= 27 / 3/ 1000
= 9000
= 9kΩ
オ 9 × 5
0.005 * 90 = 0.45V
30V / 0.45V = 30 / 45 / 100 = 3000 / 45 = 66.666666 …
90 * 66.66666666・・・ = だいたい 5.4kΩ
開始 16:20 - 終了 18:30 見直しなし。 2時間10分。
これ、意外と時間がないぞ。
採点
過去8期分をやりこんだ僕の状態で
【既知】22
【未知】3
ほとんど既知でした。
そのままの問題か、ちょっと値が変ってるか。
A問題 正解数 14/20 14 * 5 = 70
B問題 正解数 21/25 = 21
合計 91点
合格ですが
黄色判定
となりました。
陸上無線技術士1級の基礎の過去問を独学で解説する。令和2年1月期に挑む。~終わりに~
8期分対応すれば初見でもなんとか合格ラインに達することがわかりました。
とはいえ黄色判定での合格。
間違った問題は次回記事で解説フォローします。
あとは既知の問題なのに間違えてたとこをどのようにフォローするか、ですね。
本記事が少しでもご参考になれば倖いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に再度記載しますが、本記事はあくまで私の見解での解説であり、間違いや不具合などによって発生した損害を補償はできません。あしからず。